東北大学 国際集積エレクトロニクス研究開発センター

東北大学

地域オープンイノベーション拠点

CIESコンソーシアム

国家プロジェクト

東北経済産業局 戦略的基盤技術高度化支援事業

スピントロニクス/CMOS Hybrid LSIの設計技術及びソフトウェア開発と実用化

  • 政岡 徹 政岡 徹 CEO
    (PSI)
  • 高森 統 高森 統
    R&Dディレクター(T&S)
  • 池田 正二 池田 正二 教授

 東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター(CIES)が、Society5.0の実現を目指して国際産学連携体制で研究開発を進めてきた、低消費電力かつ低価格な「スピントロニクス/ CMOS Hybrid LSI技術」が現在世界の潮流技術となっており、従来のシリコン技術に比べ消費電力を1/100以下に低消費電力化することが可能です。本技術をさらに低消費電力アプリケーションプロセッサ事業化へ展開して行くためには、LSI回路設計におけるプロセスデザインキット(PDK)やIPライブラリの開発、およびLSIを動かすためのファームウェア(FM)やソフトウェア開発キット(SDK)の準備が急務となっています。
 本研究開発事業では、パワースピン(株)がハードウェアの開発、東北大学CIESがそのハードウェア開発につなげる基盤技術の提供と事業管理、ティアンドエス(株)がソフトウェアの開発を行うことで、3者が一体となって回路設計/システム設計/ソフトウェア実装効率の向上を実現する技術基盤の構築を進めます。
 本事業により、1)従来のレベルを遥かに超える超低消費電力性能とそれによる演算性能の向上に加えて、2)製造コストの削減、3)製造工程の短縮、4)設計効率の向上と設計コストの削減、5)ソフトウェア開発効率の向上と開発コストの削減など、将来のアプリケーションプロセッサに求められる要件を達成することで、IoT社会のフィジカル空間におけるエッジシステム側に、キラーアプリケーションの新規市場を創出し、新たな産業波及効果とともにSociety 5.0の実現に貢献します。

本事業の開発体制と波及効果

本事業の開発体制と波及効果