CIESコンソーシアム

CIES 共同研究若手研究者対象型

磁歪を有する磁性超薄膜の磁化ダイナミクスの制御法に関する研究

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    遠藤 恭 准教授

 本研究課題では、低消費電力・高速応答といった特長を有する新規スピントロニクスデバイスの設計・実用化に向けて、磁性材料とその高周波磁気計測の観点から、①磁性超薄膜の磁化ダイナミクスの解明と、②磁化ダイナミクスの基本要素パラメータにあたるダンピング定数、FMR周波数とその半値幅の制御法を提案します。

 磁化ダイナミクスのメカニズム解明に関しては、磁気ひずみとの関連をより明確にすることによって、学術的な進展が大いに期待できます。また、磁化ダイナミクスの基本要素パラメータの制御法に関しては、電圧による制御の可能性を明確にし、省エネルギー化が飛躍的に進展することが期待できます。加えて、この視点は、スピントロニクスデバイスに限らず、磁性材料からなる高周波部品の設計指針にもつながります。

受け入れ教員: 池田 正二教授

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