CIESコンソーシアム
CIES共同研究
若手研究者対象型
ドーパント周期構造形成プロセスによる脳型量子情報処理システムの設計・作製技術の開拓
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研究代表者
大矢 剛嗣 准教授
本研究テーマでは、近年確立した「決定論的ドーピング技術」に基づく「単ドーパントデバイス」への脳型情報処理実装のため、その基本技術として「単電子回路」、「ニューラルネットワーク」、「ゆらぎ利用」および「ドーパント周期構造作製技術」の融合を目指しています。
元来「設計不可能」と言われていた、ドーパント原子周期構造を有するナノスケール電子回路の作製技術によって生み出される新デバイスと、「雑音環境下では動作しない」というナノデバイスの定説を覆した、生体脳模倣(雑音を味方につける能力)の回路設計技術とを融合することで「脳型量子情報処理回路」の実現を目指します。
T.Oya, IEEE Trans. Nanotech. 11, 134, 2012